カービィで学ぶ「現代社会」?
こんにちは、柳木イドムです。
星のカービィのアニメがあった事はご存知でしょうか?
柳木は子どもの頃に見ていたのですが、大人になってから見ると社会風刺がある事に気付き、色々と考えさせられました。
今回は「カービィの名言で考える現代社会」についてお話しさせて頂きます。
星のカービィのアニメの概要
星のカービィのアニメは2001年から2年ほど放送されました。
プププランドのデデデ大王が毎回騒動を起こし、騒動の原因となる魔獣をカービィがやっつけるというのが、話の大まかな流れです。
とうてい子どもには分からないような社会風刺や、危なげなパロディがあって、子どもから大人まで楽しめる作品となっています。
柳木なんかは大人になってから「これって○○(映画の名前)だ」「これって某国のミサイルなんじゃ…」とパロディやネタに気付いて、楽しんでいました。
「真実を叫ぶ者は…」
それでは、大人になってから考えさせられたカービィの話について、お話ししたいと思います。
まずは第28話の「恐怖のデデデ・ファクトリー」です。
ある日デデデは村に巨大工場を建てました。
村人たちはこぞって工場で働くようになり、報酬として電化製品が送られ、喜んでいました。
その後、村人は気が狂ったかのように朝から晩まで工場で働くようになり、その異変に気付いたカービィの仲間であるフームは、村人達に工場で働かせる事を止めさせようとします。
しかし、誰もフームの声に耳を貸さずに工場の中へ入っていきます。
そこへ同じく工場に疑問を持っていた学者の村人のキュリオが、フームの忠告に対して「無駄じゃよ」と言い、続いて
「真実を叫ぶ者は常に僅かじゃ。大多数の人には理解されない」
と言いました。
この名言を聞いた柳木は、大多数が誤った道を行き、その結果大変な事になった歴史は多くある事を思い出し「真実とは何なのか?」を今一度考えさせられました。
結局この回では工場の公害で自然が破壊されたり、工場で作っていた物は実はカービィを倒すためのロボットであったりと、村人たちは散々な目に遭ってしまいます。
大多数に流されず、真実を見失わないようにしたいですね。
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「可愛さのあまり…」
では柳木がはっとさせられた名言がある、もう一つのお話を紹介したいと思います。
それは第30話の「カービィの謎のタマゴ」です。
ある日カービィが起きると、そばにはなんとタマゴがありました。
カービィが産んだわけではないのですが、カービィはタマゴを孵そうと頑張ります。
カービィの頑張りもあって、タマゴから新しい命が生まれるのですが、それは実は魔獣でした。
魔獣は村中で悪さをし、親代わりをしてるカービィに非難が集まります。
しかし、カービィは魔獣を叱る事が出来ずにいました。
察しの良い方はお気付きかもしれませんが、生まれた魔獣はデデデが用意したものだったのです。
叱れずにいるカービィの様子を見て、デデデの仲間は言いました。
「可愛さのあまり我が子をしつけできない親は、悪人を育てるようなもの」
柳木はこれを聞いて、まさにその通りだとはっとさせられました。
現実でもある非行に走ってしまう子どもの問題の原因を、なんと的確に例えた名言なんだろうかと感動すらしてしまいました。
その後、魔獣の本当の親が現れ、カービィを倒そうとするのですが…、続きは見てからのお楽しみという事にさせてください。
柳木はまだ親ではありませんが、親になったら心に刻んでおきたいと思った名言でした。
今回は「カービィの名言で考える現代社会」についてお話しさせて頂きましたが、いかがだったでしょうか?
正直、カービィのアニメは大人の方が楽しめるのではないのかと考えています。
社会問題を考えさせられる回は他にもありますので、気になったらぜひ見てみて下さいね。
「愚か者たちは痛い思いをしなければ理解できない」も好きな、柳木イドムでした。